Asuzac Foods STORY
アスザックフーズの自社農場について

アスザックフーズの自社農場について

ベトナムの自社農場

アスザックフーズの一部商品は、ベトナムにある広大な自社農場で育てた野菜を使用しています。寒暖差がある地域で、土耕栽培(露地栽培、ハウス栽培)、水耕栽培の2種類の栽培をしています。主に栽培している野菜は7種類です。

土耕栽培

  • 露地栽培 ‥ 大根、ねぎ、ニラ、ナス
  • ハウス栽培 ‥ ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、ナス

水耕栽培

  • ほうれん草、小松菜、チンゲン菜

 

土耕栽培(露地栽培・ハウス栽培)

ベトナム・ダラット市タヌン地区の自社農場では、標高約1,500mの寒暖差のある気候を活かし、露地栽培とハウス栽培で多彩な野菜を生産しています。土づくりには自社製の有機堆肥をたっぷりと投入し、定期的な土壌分析をもとにpHや水分、栄養バランスを調整。土壌改良と輪作を組み合わせることで土壌の健全性を維持しつつ、日本のガイドラインに準拠した農薬管理を行うことで、安心・安全の基準をクリアした野菜をお届けしています。

画像の左が露地栽培、右がハウス栽培です。

 

水耕栽培

水耕栽培では主に葉物野菜を対象に、養液を根に流し込むクリーンな環境で育成しています。ハウスは二重扉と防虫ネットで虫が侵入しないよう、厳重な管理を施しています。収穫後は隣接の加工工場へ直送、その日のうちに加工ラインへ投入できるため、鮮度をぎりぎりまで保ったまま製品化できることが大きな強みです。

画像は水耕栽培でチンゲン菜を育てている様子です。防虫対策をしっかりしているので、綺麗なチンゲン菜が育っています。

 

圃場の管理について

ベトナムの自社農場は主に現地スタッフが運営しており、日本のスタッフが栽培技術や管理体制の指導を行っています。長野本社の栽培チームは定期的に土壌分析を実施し、栽培準備では土壌成分の分析結果に基づく施肥設計から、耕運、施肥、畝立てまでを計画的に進めています。土壌成分分析では専用の機器や試薬を用いて栄養成分を測定し、不足している養分を特定して最適な施肥計画を立案します。収穫後の残留農薬分析は品質保証部門が実施し、基準値以下であることを確認しています。

圃場から持ってきた土から成分を抽出する工程です。

専用の薬品を入れると、成分の量によって色の濃さが変化します。
カラフルな試験管がキレイです。

このような調査を定期的に行い、おいしい野菜を育てています。

 

フリーズドライ大根おろし

自社農場で育てた大根を使用した、アスザックフーズのフリーズドライ大根おろしは、すりおろす手間がなく、水をかけるだけで風味豊かな大根おろしができあがる大変便利な商品です。少量の大根おろしを使いたい時、忙しい時や、すりおろす力のない方にも手軽に大根おろしを楽しんでいただきたいという思いで開発しました。また、常温保存が可能で1食分ずつ個包装されているため、大根1本を使い切れないときや、少量だけ手軽に使いたいときに最適です。

こだわりポイント①

弊社スタッフが管理しているベトナムの高原の自社農場で、みずみずしい大根を栽培しています。寒暖差のある地域で栽培することで、水分と甘みがしっかりとした大根に育ちます。自社農場で育てた大根を収穫後2日以内に使用し、大根本来の香りや味わいをフリーズドライ製法で閉じ込めました。

 

こだわりポイント②

大根本来の風味を味わうために、大根をすりおろしたあとに加熱工程を入れずにフリーズドライしています。生鮮の大根をすりおろしてから90分以内に凍結し、フリーズドライ製法を用いることで、おろしたての新鮮な風味を閉じ込めました。生鮮の大根をすりおろしてから凍結するまでの時間を厳しく管理しているため、大根の風味がより感じられます。

 

須坂市の自社農場(須坂試験農場)

本社工場のある長野県須坂市にも自社農場があり、2022年にはそこで栽培した野菜を使った数量限定商品を販売したこともあります。
本試験農場の最大の目的は、ベトナム・タヌン農場と同じ品目を日本の気候・土壌で育てながら育成ポイントやトラブル対応策を検証し、そのノウハウを現地スタッフへ直接フィードバックすることです。これにより、両拠点間で技術支援体制を強化し、安定した品質と生産性の向上を図っています。
加えて須坂試験農場では、ベトナムでは栽培していない作物にも挑戦中です。多様な品目で栽培条件や収量・風味のデータを蓄積し、自社商品の原料として提案できるかを試作・評価しています。

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