製品検査 品質保証
FSSC22000の仕組みを活用し、
各プロセスで徹底した危害分析と確実な対応を
行い、安心・安全を実現しています。
設計・開発プロセス
お客様が求める品質を実現するために原材料を評価・選定しています。
原材料サプライヤー様と一緒に安心・安全を追求し、社内のデザインレビュー(設計審査)においては、さまざまな角度からの評価や改善を事前に行い、美味しさ、機能、法令などの要求事項を満たしています。
生産
各原料の受入から製造、製品の出荷までのすべての工程において、食中毒などの健康被害を引き起こす可能性のある危害要因(ハザード)を科学的根拠に基づき管理しています。
お客様対応
お客様のお申し出はすみやかに全社で共有し、対応いたします。
ご要望を商品開発に反映し、常にお客様の困りごとに気づき、向き合い、解決できる存在になれるように努めてまいります。
品質保証センター 紹介
商品の安全性を科学的に証明し、お客様に安心安全な商品をお届けしています。分析項目、分析機器の充実は当社の強みのひとつです。
またFarm to Forkに基づき、原料栽培時の農薬管理や工場のアレルギー管理、異物対策等にも関わります。
分析結果や検証結果から分かることを、打ち合わせやプロジェクトにてメンバーと共有し、改善活動につなげています。
人の感覚とあわせて、科学的データとして商品の安全性やおいしさをお伝えすることの重要さを日々感じています。
検査・分析機器
製品の特性に合わせて、
各種検査を実施しています。
微生物検査
有害・有毒な微生物により食中毒を引き起こさないよう、製品中の微生物が基準値内であるか検査しています。
正確な検査を行う為、年一回外部精度管理、半年に一度当社基準で精度管理を実施しています。
検査項目:一般生菌、 大腸菌群、 大腸菌、真菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌
水分検査
乾燥食品は、水分をほとんど失う事から微生物の増殖による腐敗を防ぐと言われています。
その為、製品中の水分含量が基準値内であるか検査しています。
残留農薬検査、におい分析
ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS/MS)
試料を気体状にして、ヘリウムガスとともに加熱したカラムを通し、物質を分離させた後、物質の質量を測定し、物質を特定する装置です。
食品の残留農薬分析、未知試料の同定に使用します。
残留農薬検査
高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS/MS)
試料を液体状でカラムに通し、物質を分離・確認する装置です。
高速液体クロマトグラフ(HPLC)より感度が良く、各種農薬の分析が可能になりました。
現在では、農薬以外に動物医薬品の分析も可能です。
異物検査
エネルギー分散型蛍光X線分析装置
お客様からお問い合わせいただいた異物や製造時に発見された異物等について材質分析を行い、原因の究明とクレームの未然防止に取り組んでいます。
EDX(エネルギー分散型蛍光X線分析装置)では、ガラス・石・金属片などの無機物異物の同定を行います。
異物検査
FT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)
ビニール・ゴム・プラスチック・植物片などの有機物異物の同定を行います。
異物検査
光学顕微鏡
細胞染色による植物片の観察等を行います。
異物検査
デジタルマイクロスコープ
微小なサンプルを拡大して観察します。
油脂分析
製品中の油を抽出し、酸化度を測定します。
糖分析
高速液体クロマトグラフ(HPLC)
製品中に糖が規格通り添加されているか、規格外の糖が添加されていないかを確認しています。
分析対象:ブドウ糖、乳糖、麦芽糖、ショ糖、ソルビトール
土壌分析
土壌・作物体総合分析計(SPCA)
自社農場の土壌を分析し、作物が健康に育つ土壌作りに役立てます。
分析対象:石灰、苦土、カリ、りん酸、硝酸体窒素
味の分析
味覚センサー
旨味、苦味、塩味、酸味、甘味、渋味の6味を評価出来るセンサーです。
客観的に味を評価出来る体制を整えています。
アレルギー検査
製品や製造ラインにアレルギー特定原料が含まれていないか測定します。
pHメーター
酸・中・アルカリ性のpHの測定します。
塩分計
製品中の塩含有量を測定します。
栄養分析
食品表示制度の改正により、栄養成分値の表示が義務化されます。
栄養成分値は理論値から計算することができますが、実際に製品を分析することでお客様に正しい情報を提供することができます。
分析項目:エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量)、水分、灰分
たんぱく質測定装置
製品中のたんぱく質の含有量を、有害な物質を使用せず安全に短時間で分析します。その他、定温乾燥器や電気炉などが装備されています。